時効の援用後にローンは組めるか
1 時効の援用による信用情報の問題を気にする人は多い
時効の援用の相談に来る方で、時効が成立したらローンを組むことができるかという点を気にしている人は多いです。
ローンを組もうとしたら信用情報に債務の記録が残っていて組めなかったので、時効の援用ができないかを相談したい、という経緯で来られる方も少なくありません。
ローンを組むにあたり、審査する側が確認しているのは信用情報機関に問題がないかどうか、という点です。
時効の援用を検討しているということは、信用情報に長期間払っていない債務が残っているという記載があるということですが、時効の援用をすることによって信用情報はどういった記載に代わるのでしょうか。
2 時効成立後の記載内容は信用情報機関によって若干異なる
信用情報機関は実は3種類あり、それぞれ自身のルールに基づいて記録を載せています。
時効が成立した際の信用情報の記載方法も期間によって異なります。
例えば、時効が成立したことにより“残債務が0になった”という記載に変わるものもあれば、借入れの記録自体が削除されるものもあります。
3 いずれにしてもローンを組めることが多い
借入れの記録自体が削除される場合は、ローンを組む際の審査において、そもそも過去に借入れがあったかどうかということ自体わからなくなっているわけですから、時効の援用手続きがローンの審査に影響を与えることはないと考えていいでしょう。
一方、時効の援用により債務がなくなったという場合、過去に債務がありそれを支払わないまま時効が完成したという事実は信用情報からわかることになります。
感覚的には、ローン会社が契約を断る方向に働きそうですが、実際のところこの場合もローンを組めることが多いようです。
結局のところ、債務が残っているかどうかという点を機械的に判断していて、債務がなくなった経緯についてまで審査するケースは少ないのでしょう。
信用情報の点を考えて、時効よりも普通に返済した方が良いのかを悩まれる方もいらっしゃいますが、多くの場合時効の援用による信用情報の不利益はないと考えてよいと思います。
























